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第1回 3Dラボに行ってみよう!~造形方式と利用方法2016年11月2日

東京都中小企業振興公社・多摩支社では、都内に事業所を持つ中小企業の経営支援の一環として、試作を目的とした3Dプリンターによる3次元造形を無料で行っています。具体的にどのような支援が受けられるのか、3次元造形支援を行っている「3Dラボ」に伺い、3次元造形支援コーディネーター 木下 欣也(きした・きんや)氏へのインタビューを通じて3回にわたりご紹介します。

第1回目となる本稿では、3Dプリンターの種類と、3Dラボの申し込み方法についてご紹介します。

 

3Dプリンターは7種類

――まずは、3Dプリンターの種類について教えていただけますか?

3Dプリンターと言っても、実はその造形方法によって7種類もあるんです。造形方式によって、モデル材の材質や仕上がりがそれぞれ違います。3Dラボでは企業様の「やりたいこと」をしっかりヒアリングし、適切な造形方式をご案内しています。

実際に3Dラボで造形したサンプルの数々

実際に3Dラボで造形したサンプルの数々

 

3Dプリンターの種類

①熱溶解積層方式(FDM:Fused Deposition Modeling)
②光造形方式(SLA:Stereo Lithography)
③粉末焼結方式(SLS:Selective Laser Sintering)
④インクジェット方式
⑤シート積層方式
⑥バインダジェット方式(3DP)
⑦指向性エネルギー推積方式(LMD)

 

ヒアリングした結果、3Dラボにはない造形方式の方が好ましい場合もあります。そのような時は、適切な方式の3Dプリンターを利用できる施設をご紹介します。3Dラボに設置しているのは、Stratasys社 “Fortus 250mc”という機種で、上記の「①熱溶解積層方式(FDM)」で造形を行います。材料はABS樹脂を使用します。

公社・多摩支社「3Dラボ」にあるStratasys社 Fortus250mc

公社・多摩支社「3Dラボ」にあるStratasys社 Fortus250mc

 

ヒーターで溶かした材料が出てきて造形します

ヒーターで溶かした材料が出てきて造形します

造形の様子(動画)はこちらから。

 

申し込み方法

――3Dラボを利用するために必要な申込書はどのように入手すればいいのでしょうか?

3次元造形支援利用申込書は、こちらからダウンロードできます。必要事項を記入していただき、FAXかE-mailでお申し込みください。

細かい確認事項がありますが、初回面談時にコーディネーターが一つひとつ内容を説明しながら確認しますので、ご安心ください! また、お申込み前のご相談も承っていますので、お気軽にご連絡ください。

 

利用条件

――実際に利用する際の留意点などがあれば教えてください。

経営支援の一環として実施していますので、ご利用いただく条件を設けています。こちらも面談時に一つひとつ確認しながら説明していきます。

 

 ・都内に事業所を有し、「ものづくり」を目指す中小企業であること。

東京都内に事業所を構える企業様であれば、対象となります。必ずしも製造業だけでなく、これから「ものづくり」を目指す企業であれば製造業以外でも利用可能です。

 

・広域多摩イノベーションプラットフォームにおける各事業(セミナー、勉強会、研究会、交流会等)にすでに参画、またはこれから参画すること。

3次元造形支援は広域多摩イノベーションプラットフォームの一環で実施していますので、積極的な参加をお願いいたします!

 

・自社または自社が所属する企業グループが作成したCADデータであること。

注意事項としては、オリジナルの3D CADのデータを準備できる企業様が対象となります。

3D CADを使ったことのない方には、お隣の東京都立産業技術研究センターの技術支援(有料)をご紹介していますので、そちらで3Dデータを作っていただいてからのご支援になります。

 

・STL形式でのデータ提出が可能なこと。

支援の都合上、データの形式を指定させていただいています。データ形式についてご不明な点はご相談ください。

 

・CADデータは違法な造形物またはその一部もしくは部品ではないこと。

例えば、拳銃は造形できません! 実際に2014年に、3Dプリンターで拳銃を製作し、銃刀法違反で逮捕された事件がありました。

 

・CADデータは第三者の知的財産権を侵害するものではないこと。

知的財産を侵害するような模倣品等の造形はできませんので、ご了承ください。

 

・作成した造形物を販売目的に使用しないこと。

造形物をそのまま譲渡・販売する場合はお断りしています。製品開発段階における試作として形状の確認などにご利用ください。

 

・趣味等事業目的以外での利用ではないこと。

経営支援として実施していますので、事業化を目指す場合のみの利用をお願いしています。

 

――どうもありがとうございました。

次回は、3Dプリンターで造形する際のポイントをご紹介します。

 

[お問い合わせ先]
多摩支社 担当:木下(きした)
〒196-0033 東京都昭島市東町3-6-1
電話:042-500-3901、FAX:042-500-3915
メール:tama@tokyo-kosha.or.jp