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第2回 3Dラボに行ってみよう!~造形のポイント~2016年11月18日

東京都中小企業振興公社・多摩支社では、都内に事業所を持つ中小企業の経営支援の一環として、試作を目的とした3Dプリンターによる3次元造形を無料で行っています。具体的にどのような支援が受けられるのか、3次元造形支援を行っている「3Dラボ」に伺い、3次元造形支援コーディネーター 木下 欣也(きした・きんや)氏へのインタビューを通じて3回にわたりご紹介します。

第2回目となる本稿では、造形のポイントについてご紹介します。

 

造形に使う2つの材料

――3次元造形で使用する材料について教えてください。

 

3Dラボの3Dプリンターでは、2つの材料を使って造形をします。1つは、目的物の形をつくるモデル材。もう1つは、サポート材と呼ばれるモデル材とは異なる材料で、モデル材の形状を保つために使う材料です。サポート材は造形が終わってから除去します。

 

こんな感じで、バリバリとサポート材を取り除きます

こんな感じで、バリバリとサポート材を取り除きます

 

取りにくい部分は、超音波洗浄機で除去

取りにくい部分は、超音波洗浄機で除去

 

一番下のサポート材を取り除くと、上の状態になります

一番下のサポート材を取り除くと、上の状態になります

通常、3Dプリンターの造形サービスを提供している民間企業では、モデル材とサポート材の使用量や造形時間で課金することが多いようです。3Dラボは無償で利用できますが、企業様が今後も3Dプリンターを利用することも考慮して、材料をなるべく少なく、造形時間を短くするコツもお伝えしています。

 

ツールパスを作る

――三次元造形には「ツールパス」(造形の経路)への変換処理、というものが必要だと聞きましたが?

 

ツールパスとは造形する際の樹脂射出ノズルの経路を言い、3次元造形ではSTLデータから高さごとにツールパスへ変換する処理が必要となります。変換処理については私が行いますが、一つひとつ確認しながら、利用企業様にもコツをお伝えしたいと思っています。

 

黄緑がモデル材、青がサポート材のツールパス

黄緑がモデル材、青がサポート材のツールパス

3Dラボで使用している3Dプリンターだとおよそ0.4㎜幅で樹脂を塗っていくので、寸法によっては塗りにくいところもあります。そういった場合は、寸法を変えたり、モデル材の別の塗り方をご提案するなど臨機応変に対応させていただきます。また、造形する方向によって表面のなめらかさや強度が変わるので、使用方法をご相談させていただきながら造形する方向をご提案させていただくこともあります。

 

材料の使用量と造形時間

――利用企業様には、造形にかかった材料の量と造形時間についても情報提供されているとか?

 

ご利用いただいた方には、必ず使用した材料の量と造形にかかった時間をお伝えしています。というのも、企業様で3Dプリンターを購入される場合や、民間企業に依頼する場合、実際はどれくらいの費用がかかるものなのか参考にしていただきたいとの想いがあるからです。

 

――どうもありがとうございました。

 

次回は、3Dプリンターを使った製作事例についてご紹介します。

 

 

[お問い合わせ先]
多摩支社 担当:木下(きした)
〒196-0033 東京都昭島市東町3-6-1
電話:042-500-3901、FAX:042-500-3915
メール:tama@tokyo-kosha.or.jp