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第3回 3Dラボに行ってみよう!~製作事例2016年12月6日

東京都中小企業振興公社・多摩支社では、都内に事業所を持つ中小企業の経営支援の一環として、試作を目的とした3Dプリンターによる3次元造形を無料で行っています。具体的にどのような支援が受けられるのか、3次元造形支援を行っている「3Dラボ」に伺い、3次元造形支援コーディネーター 木下 欣也(きした・きんや)氏へのインタビューを通じて3回にわたりご紹介します。

第3回目となる本稿では、実際に3Dプリンターで造形した事例についてご紹介します。

 

多摩支社での製作事例

――実際に3Dラボを利用された製作事例について教えていただけますか?

 

それでは、素人でも扱えるマイコンボード「ARDUINO」のケースを製作した事例についてご紹介します。このケースは、広域多摩イノベーションプラットフォームで実施した「オープンソースハードウェア勉強会」の実施に伴い製作しました。「ARDUINO」の全体を覆うケースを作りたいというご要望をいただいて、最初に作ったのが下の写真の一番左のものです。

 

「ARDUINO」ケースの検討過程

「ARDUINO」ケースの検討過程

 

Apple TVをイメージして作ったということですが、厚みもかなりあり、なにより拡張ピンに接続しにくいという点で担当者からは不評でした。

 

初期設計が左。改良して、右のケースが完成した

初期設計が左。改良して、右のケースが完成した

 

これを改良して2次試作を作ったのですが、それでも拡張ピンにアクセスしにくいという課題が残りました。3次試作ではコネクタ部分をカバーするA案と、コネクタの部分はカバーしないB案の2パターンを製作し、コンペを経て最終的にはB案が採用されました。初期試作との経過を並べて見ると、かなり厚さが薄くなっているのがわかります。

 

開発をスピードアップ

――初期試作と比べると改良経過が一目瞭然ですね。図面だけでは伝わらない細部まで違いを確認できます。

 

今回の事例もそうですが、試作品があると、設計データを画面で見るだけではわからないことが見えてきます。設計に精通していない方にも完成品のイメージがしやすく、意見が出しやすいんです。これまでは試作というと、非常に高価なものでした。ところが3Dプリンターを使えば、安価に短時間で試作品を作ることができます。先ほどの事例のケースだと造形時間2時間30分、材料費3,200円です。

 

さまざまな造形サンプルがあります

さまざまな造形サンプルがあります

 

ぜひ3Dラボをご活用ください!

――利用を検討されている企業様へのメッセージがあったらお願いします。

 

条件はいろいろとありますが、都内製造業、モノ作りを目指す企業様であれば3次元造形支援をご利用いただけます。ご要望をうかがいながら進めていきますので、まずはお気軽にご連絡ください。

 

 

[お問い合わせ先]
多摩支社 担当:木下(きした)
〒196-0033 東京都昭島市東町3-6-1
電話:042-500-3901、FAX:042-500-3915
メール:tama@tokyo-kosha.or.jp