【開催報告】燃料電池セミナー2016年4月20日
2014年4月に公表された第4次エネルギー基本計画で“水素社会の実現”が明記され、その後「水素・燃料電池戦略ロードマップ」が策定されました。これからの日本が、水素社会の実現によってエネルギー供給と地球温暖化対策が一体化された新しい社会を構築する道筋が示されました。
それに基づき、広域多摩イノベーションプラットフォームでは、燃料電池分野への参入をご検討される方を対象とした「燃料電池セミナー」を4月20日(水)に開催し、20社33名の皆さまにご参加いただきました。

参入を検討する多くの企業様に参加していただきました
実施概要
●開催日時 平成28年4月20日(水) 13:00~17:00
●対象者 都内ものづくり企業
●会場 (公財)東京都中小企業振興公社 多摩支社 2階会議室
●内容
1.「新エネルギーとしての水素ガスの利活用の実態と将来マーケット」
株式会社巴商会 技術本部 新事業研究室 室長 佐藤 俊二 様

株式会社巴商会 佐藤様
水素ガスの精製のみならず、利活用のためには貯蔵・物流技術も重要であること、また、水素ガスステーションの設置には莫大な建設・運営コストが必要にるといった水素ガス利活用の現状と、今後の課題および株式会社巴商会の取り組みについてご講演いただきました。
2.「SIC燃料電池研究会 10年間の活動と今後について」
株式会社さがみはら産業創造センター 事業創造部 インキュベーションマネージャー SIC燃料電池研究会プロジェクトリーダー 永井 直文 様

株式会社さがみはら産業創造センター 永井様
2005年に発足したSIC燃料電池研究会の活動内容と今後の展望についてご講演いただきました。NEDOの開発プロジェクトへの参画、展示会出展をはじめ、2015年には研究会会員企業による製品の発売にまで結びついており、今後の活動が期待されます。
3.「FC-R&D社の水素エネルギー技術と中小企業での活用」
株式会社FC-R&D 代表取締役社長 中島 宏 様

株式会社FC-R&D 中島様
燃料電池の概要から高出力密度化技術、製造・貯蔵技術についての最新の動向とともに、エネファームやMIRAIの事例を交え、今後の展望についてご講演いただきました。