【開催報告】首都大学東京 健康福祉学部 ニーズ発表会2017年2月10日
公社・多摩支社で取り組む“看工連携支援”における「医療従事者養成現場のニーズ発表会」第一弾として、都内のものづくり中小企業様等 約20名の方にご参加いただき、首都大学東京 健康福祉学部 木下 正信 学部長、及び同大学 健康福祉学部 看護学科の清水 準一准教授をはじめとする大学側のご協力のもと開催いたしました。
中小企業が医療や介護・福祉分野への事業展開に取り組んでいくための第一歩として、まずは看護師や理学療法士、作業療法士などの医療従事者養成機関における取組みを知っていただき、教育現場で使用する教材などのリアルなニーズや、先生方の研究成果に基づく「ものづくり企業」との連携に対する可能性や期待について発表していただきました。
実施概要
- 開催日時 平成29年2月10日(金) 14:00~17:00
- 対象者 都内に事業所を有する中小ものづくり企業
- 会場 公立大学法人首都大学東京 荒川キャンパス(東京都荒川区東尾久7-2-10)
- プログラム
14:00~14:10 「主催者あいさつ」 公社 多摩支社長 小池 喜春
「本日の内容、今後についての事務説明」 公社事務局
本企画の趣旨、実施の流れ、今後のニーズに対する提案方法などについてについて、公社・事務局より説明しました。
14:10~14:30 「首都大学東京 健康福祉学部における取組み」
健康福祉学部 看護学科長 飯村 直子氏
首都大学東京 健康福祉学部における医療従事者育成現場の取り組みについて、ご説明いただきました。看護学科では看護師、理学療法学科では理学療法士、作業療法学科では作業療法士、放射線学科では診療放射線技師の資格者の育成し、社会の要請に応えた包括的看護を実践する能力を持つ医療・介護従事者を育成しています。カリキュラムや各資格の特徴をわかりやすくご説明いただきました。
14:30~15:30 「各学科における取組みとものづくり企業に寄せる期待」
各学科の先生方から、学科の取り組み、ご自身の研究内容、ものづくり企業に対するニーズ、企業との連携の実例等をご紹介いただきました。治療を目的とした医療に留まらず、高齢者や障害を持つ方、子供から高齢者までの生活を支援するという意味では、多くのニーズが隠れているように感じました。
15:30~16:45 「各実習室の見学(看護学科/作業療法学科)」
看護学科と作業療法学科の実習室を見学し、学生さんたちが実際にどのような機器を使って実習を行っているのか教えていただきました。「もっとこうだったらいいのに」という言葉も聞こえ、ものづくり企業の皆様のヒントにつながったのではないかと思います。
16:45~17:00 全体としての質疑応答
ニーズ発表会以降に公社が行う継続的な支援について再度、説明しました。
ものづくり企業の参加者からは、先生方とより踏み込んだ意見交換がしたいというお申し出をいただき、成果に向けて第一歩が踏み出せました。引き続き、首都大学東京 健康福祉学部との連携を強化していきたいと考えております。