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先端バイオテクノロジー

小型自動化装置

小型自動化装置

画期的な先端技術を実用化したことで「迅速」、「高精度」を実現し、かつ「自動制御」によって簡単に扱える装置。これにより、作業時間短縮だけはでなく、ミスも減り、人件費も下がる。そういった「最先端技術による迅速で簡単な装置」こそシステム・インスツルメンツ(株)が展開する新シリーズの特徴だ。

システム・インスツルメンツ(株)

高度な技術により「人のための科学」を追究

システム・インスツルメンツ(株)は「人の役に立つ技術・ビジネスに活かされる技術」という経営理念のもと1972年創業以来、研究開発型の形態を貫いている。「医療・健康・環境・バイオ」をキーワードに、医療用臨床検査装置、筋力向上トレーニングシステム、各種分析自動前処理装置、光検出応用機器、先端バイオ関連装置等の研究・開発・製造販売を行なっている。

出展ブース

出展ブース

R&Dにより築いた先端分野の自動装置

自動化装置 BIO FELLOW ®

 

超高齢化社会が予想される東京で、有害微生物やウィルスの検出をより早く行うこと。それは免疫機能が低下している高齢者にとって、健康で安心して暮らせるための予防であると共に、早い検知により、医療・介護費用の抑制にもつながる。その目的に、BIO FELLOW「有害微生物ウィルス 複数迅速検出装置」は大きな助けになるだろう。この装置は4種類の有害微生物・ウィルスを同時に全自動検出できるなどの特徴があるが、特に共同研究先である東京農工大学が開発したZnフィンガー蛋白質による検出の実用化は特筆すべきだ。この最先端技術により、二本鎖PCR産物を解離させずに直接検出でき、迅速かつ簡便な検出が可能となった。

 

糖鎖は細胞などの表面にあり、情報を細胞内に取り入れる役割を果たす。その構造を調べることでがんの転移早期発見につながる等、様々な期待が集まっていたが、糖鎖の抽出には大変時間がかかっていた。2011年11月、北海道大学とシステム・インスツルメンツはJST研究成果展開事業の一環とし、生体資料から糖鎖を自動抽出する装置の実用化に成功した。この装置は大規模解析用の糖鎖自動抽出装置と、研究者向け小型汎用機の二種がある。前者は全自動の高速抽出機であるのに対し、後者は小型なだけでなく、様々な研究目的に応じコンピュータで処理を制御できる汎用機だ。糖鎖抽出という難しい部分だけを自動化したといえよう。

有害微生物ウィルス 複数迅速検出装置

有害微生物ウィルス 複数迅速検出装置

小型汎用機

小型汎用機

小型自動化装置 μBIO FELLOW

ピペットチップを小さなラボに

 

BIO FELLOW「有害微生物ウィルス 複数迅速検出装置」は大量全自動検出に威力を発揮する。しかし少量使用では無駄が発生するし、実際に96Wellマイクロプレート上で複数試料を混載するといった使用法も現場では多い。またプレートの洗浄装置などシステム全体が大掛かりになり、自動装置の設置を諦める小規模施設もまた多い。

μBIO FELLOWは中小規模施設向けの小型自動化装置である。実際、設置面積はパソコン並だ。このサイズに全自動での検出機能をまとめたのは驚きだが、小型化の秘密は常識を覆すものだった。プレートを使用せず、ピペットチップだけで検出を行うのだ。

 

バイオロジーチップ。そう名づけられたこのピペットチップは上部が外れ、試薬を仕込んだ小型プレート(写真で銀色に光る部分)を内部に装着できる。この方法によって、ピペットチップだけで検出が可能、つまりプレートが不要なのだ。このアイディアは小型化だけではなく、様々な利点を生む。使用容器の無駄が減り、産業廃棄物が少なくなる。少量試料の場合、容器入れ替えによる試料の損失が少ない。内部を水が流れるため、注入のみで洗浄できる。複数の洗浄液、エアー、窒素ガス、炭酸ガスなども容易に送出できる。光使用の高感度分析で残存光がない等々。さらに今後は検査内容に応じプレート表面の加工を変える、複数試薬を1プレート上に配置する等の改良を予定している。

 

この新型ピペットチップを使用したμBIO FELLOWは自動化装置とは思えないほどのコンパクトさだ。この登場で中・小規模の医療・研究施設でも自前で自動検査を行えるようになるだろう。

小型自動化装置

小型自動化装置

バイオロジーチップ

バイオロジーチップ

先端バイオ技術と未来

代表取締役 社長 濱田和  幸さま

代表取締役 社長 濱田和  幸さま

-産学官共同研究の長所と短所とは。

「長所として特定分野だけの技術に特化するのではなく、 幅広い技術、最先端技術そして、第三者有識者によるビジネスの評価を得ることにより自社技術の拡張と相互作用による技術の向上が得られる。短所として実用化につながりそうな技術シーズに関する情報発信源が少ないため研究開発テーマの絞り込みが必要である」

 

-先端バイオ技術で未来はどう変わると思われますか。

「医療・生物生産で非常に大きな飛躍が期待される。医療技術は遺伝子診断の普及が始まり、対処的なデータに基づいて経験と勘で診断する従来の方法から、個々の遺伝子情報と比較するオーダメイド治療が一般化するだろう。また、農作物の付加価値を高める上でも、バイオテクノロジーが果たす役割は大きくなる。対象も植物だけでなく微生物にまで広がりバイオ工場と進展するだろう」

-今後の展望をお聞かせください。

「先端的な技術だけで供給側から一方的にやっても無理な事もある。これからは、顧客が求めている商品、やってみたい事をさまざまな要素技術が絡み合った交互効果の「合わせ技」で提供するという供給側からのコトづくりを進めていく」

 

取材:2012年9月

企業基本情報

会社名 システム・インスツルメンツ(株)
所在地 〒192-0031 東京都 八王子市 小宮町776-2
設立 昭和47年
資本金 5,000万円
従業員数 43名
主要取引先
WEBサイト http://www.sic-tky.com