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精密板金から大型筐体まで! ありとあらゆる板金加工を扱う総合板金加工業

小さな部品の精密板金から架台・フレーム等大型筐体の溶接・加工全般まで対応し、多品種少量生産から小ロット量産まで幅広く扱う総合板金加工業。きめ細やかなデータ管理で部品のトレーサビリティも実現。すべての図面を保管し、お客様からのリピート受注にも素早く対応する。

株式会社葵製作所(H28/11/16up)

目計漸進~目標を定め 計画を立てて 慎重に前進する

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「目計漸進」という社是のもと、着実に一歩一歩前進。総合板金加工業として、スピード感を持ってお客様のニーズに対応できる体制を取っている。お客様に求められる仕事をしながら、会社を支える社員の幸せを実現していく。

社外に目を向けると自社の強みが見えてきた

―御社の事業内容を教えていただけますか。

 精密板金だけでなく、架台・フレーム等の大型筐体も扱い、多品種少量生産から小ロット量産まで対応する総合板金加工業を営んでいます。精密板金だけに対応する会社はたくさんありますが、精密板金から大型筐体まで一社で対応できる会社はあまりありません。その中でも、溶接を伴う加工は得意な分野です。ステンレス、鉄、アルミなど様々な材料を加工できます。

 

―社長のお仕事はいかがですか。

 15年前に入社した当時は私自身、社長になるとは全く思っていませんでしたが、これが運命なんですね。入社前は化粧品会社で美容部員のお仕事をしていましたが、家業を手伝ってほしいという話があったので化粧品会社を辞め、葵製作所に入社しました。入社後は、経理、営業、プログラム作成、総務を経験し、今から3年前に社長に就任しました。

わからないことだらけでしたが、社内外の人にアドバイスを受けながらここまで来ています。特に、東京都中小企業振興公社のコーディネーターからアドバイスを受け、社外に目を向けるようになってから、自社を客観的に見ることができるようになりました。社長になる前は、さほど珍しくないと思っていた弊社ですが、外を見てみると同じような会社があまりない。つまり、他社と違うところこそが「強み」なんだと気づきました。今では展示会に出展するなど、積極的に社外に出るようにしています。

また、私には現場の経験がほとんどありませんので、社員のみんなに教えてもらいながら仕事をしています。ほとんどが30~40代の働き盛りの世代で年齢が近いこともあって、ざっくばらんに意見を言い合える環境のなか、社員の声が会社経営にも大変参考になっています。

代表取締役 長谷川薫氏

代表取締役 長谷川薫氏

精密板金から大型筐体まで加工する総合板金

―大型筐体の事業の特徴を教えてください。

 大型筐体の事業では、クレーンの容量や工場スペースの制約はありますが、重量が1.5t程度までの規模であれば対応可能です。大型筐体は取り回しも難しいですし、ある程度の精度を維持して加工するには、熱の加え方や金属を引き伸ばす力等を考慮しながら溶接で組み立てる順序を決めなければいけません。図面には書かれていない技術やノウハウが必要なんです。つまり、技術やノウハウがないと、精度を保ちながら加工することが難しい事業であると言えます。

取引先には、半導体関連や食品、電機、車両等の製造業が多く、主に工場のファクトリーオートメーションで使用される機械等の部品や筐体として納めています。

大型筐体の製作過程

大型筐体の製作過程

 

得意とする溶接技術

得意とする溶接技術

 

―精密板金事業はいかがでしょうか。

精密板金事業では、3次元のデータに対応でき、多品種少量生産から小ロット量産(500~1,000個くらい)まで請け負い可能です。なかでも、溶接を伴う工程を得意としており、社員の技術力に負うところが少なくありません。また、最近の傾向としては、納期の短い仕事が増えている状況のため、通常の生産ラインとは別の従来から弊社にある「特急ライン」がお客様にご好評いただいているようです。

難しい部品も少量から対応

難しい部品も少量から対応

 

―精密板金と大型筐体の両方をやるメリットは何でしょうか。

 精密板金をやっていることで、大型筐体であっても精度にこだわったものづくりができています。新規のお客様から引き合いがあるのは、大型筐体の方が多いですね。精密板金のお客様であったとしても、「精密板金だけでなく、大型筐体やフレーム加工もできます」というお話をすると興味を持ってくださいます。精密板金のお客様が大型筐体を発注してくださることもありますし、その逆もあります。弊社は2つの事業の両輪で成り立っています。

管理を徹底! 図面はすべて保管し、部品のトレーサビリティを実施

―これまで受注した図面をすべて保存しているそうですね。

 

データの重要性がわかっているからこそ、管理を徹底しています。万が一社員が退職したり、休んだりしていても仕事の内容が追えるように、お客様に迷惑をかけないように、という配慮からです。いつ、誰が、どこで、どんな加工をしたか、全部記録を取っているので、すべての部品の履歴を追うことができます。パソコンが出回り始めた頃から先代(現・会長)がシステムを構築してやってきたことで、弊社のこだわりの1つです。

また、お客様から受注したときの図面はすべて保管しており、図面番号さえいただければ、すぐにデータを検索できます。当時の加工時のメモなどもそのまま残していますので、リピート品にも素早く対応可能です。社内にスペースがある限り、すべて保存していく方針です。

創業当時から保存している図面

創業当時から保存している図面

社員の幸せを実現するために一歩ずつ

―今後の目標を教えてください。

 当たり前かもしれませんが、会社にいる人が安心して働ける環境づくりに徹底して取り組んでいきたいと思っています。弊社の社是である「目計漸進」とは、「目標を定め、計画を立てて、慎重に前進する事」という意味ですが、まさにそのとおりだと思っています。大幅な飛躍ではなくて、社員の生活や仕事を確保しながら徐々に利益を増やす。社員の皆さんがハッピーでいられることが私の夢です。良い環境で働いてもらうために工場を移転したいと思うこともありますが、まずは社員の生活が第一。少しずつ利益を出して実現していければと考えています。

 

取材:平成28年9月2日

企業基本情報

会社名 株式会社葵製作所(H28/11/16up)
所在地 〒東京都八王子市石川町3216-7 東京都八王子市石川町3216-7
設立 昭和46年4月1日
資本金 万円
従業員数 20名
主要取引先
WEBサイト http://www.aoi-ss.co.jp/