Facebook

  • 文字サイズ

企業検索

産学連携

イノタマ 公式Facebookページ

ナノファイバー1本の強度測定。

レスカは、はんだ接合強度試験や、半導体アッセンブリ工程におけるボンディング強度を測定する強度試験機、はんだのぬれ性試験機を中心に製造販売しています。

(株)レスカ

超極細強度・超薄膜密着力試験。

■極細ファイバー力学強度試験機

本装置は、信州大学繊維学部榎本祐嗣元教授と共同開発した、ナノファイバー(繊維1本)の引っ張り強度を測定する試験機である。ナノファイバーは、再生医療やバイオテクノロジー分野のみならず、バイオテロに対する防護服や宇宙服の素材としても注目されている。

【極細ファイバー力学強度試験機】

新把持法により、単繊維の把持が容易となった事で、これまで行われてこなかった極細・超極細・超超極細繊維の単繊維の強度測定を可能とした。

■超薄膜スクラッチ試験機

東京大学で開発された薄膜の密着性評価手法であるマイクロスクラッチ法を採用した唯一の製品。薄膜を対象としたスクラッチ試験機の認知度が上がるにつれ、市場が広範囲に広がっている。国内シェアの高さがその評価の証といえよう。

【超薄膜スクラッチ試験機】

素材にコーティングされた膜の密着強度を数値評価。マイクロスクラッチ法により1ミクロン以下というナノレベルの薄いコーティング膜の破壊を高感度に検出する。

搬送に便利な甲州街道沿いに立地

搬送に便利な甲州街道沿いに立地

物質に力を加えて起こる変化から、工業製品の未来を拓く

工業製品をかたちづくる物質は、金属・非金属、複合素材、繊維とさまざまです。それらに、引っ張る、押す、剥がす、切る…などの力を加えると、物質は壊れたり折れたりする物理的変化を起こします。レスカは、いろいろな加える力を適正に制御し、その結果得られる変化を数値化することで、物質の、あるいは物質と物質との関係の中での特性を、定量的に、定数的に測ることを可能にしています。

各種試験機は、先端技術を駆使した精巧なメカニズム、高性能センサを組み込んだ電子システム、スムーズで確実な制御システムなどから得られた数値を、正確に分析するソフトウェアでデータ化します。“精度と信頼”をテーマに製品化されるレスカの試験機は、高品位なハード&ソフトの組合せにより、つねに絶対的信頼性を提供する試験機を追求することで高い評価を得ています。

超薄膜スクラッチ試験機

超薄膜スクラッチ試験機

それは、繊維学というより、高分子化学の領域の格闘。

ナノファイバーは、シンガポール国立大学で開発され、特許期間が終了すると各社はその技術を利用していっせいに製品をつくり始めました。しかし、ナノファイバー・シートなどの製品づくりは進んでも、製品を客観的に評価するために必要な検証までには至りませんでした。ナノファイバーの強度や物性テストも確立されていない中、信州大学で評価法のアイディアが生まれました。そこでレスカは、同大繊維学部教授の協力と東京都中小企業振興公社からの助成金を得て、ナノファイバー単線の強度を測定する機器の製品化に成功したという経過があります。その技術的深度はたんなる繊維学を超え、先端の高分子化学の領域を探るものでした。

しかし、問題はその先でした。ナノファイバーのメーカーは、シート等の状態での強度測定で良しとしており、単繊維での測定を重要視していませんでした。「細さ」だけではなく「強さ」を数値化できないのでは、ナノファイバーでつくられた製品(商品)の品質管理は不可能です。たとえばナノファイバーでつくられたシートは、空気は通すがバクテリアは通さないという特性を持つ事もあります。そのような特性を思惑通りに与えるには評価試験が必要です。それには“一本の繊維(ナノファイバー)から測るべき”であるという研究者の意向を受け、その測定の認知度を上げて市民権を与えるために現在も奔走しています。いまでこそ人工皮膚や人工血管などの医療分野、そして環境関連製品の分野での広がりが予測され、同時にファイバー1本の強度を測る必要性も少しずつ認められつつありますが、それでも日本における市場の要求はまだまだといわざるをえません。

一方、薄膜の密着力を計測する機器も、レスカならではの信頼性を獲得しています。簡単にいえば“膜が基材にしっかり着いているか”をテストするわけですが、ナノレベルの薄いコーティング膜の試験では膜が剥離したかどうかの検出が難しくなってきます。近年、半導体、光学、金属、医療材などの部品や素材の美観や腐食性、強度などを高めるためにさまざまな薄膜がコーティングされており、ますます膜と基材の密着性の良否が問われています。レスカには現在、大学、官公庁研究機関、大手民間研究所などからの問い合わせが増えています。

極細ファイバー力学強度試験の設定にも技術者の技が必要です。

極細ファイバー力学強度試験の設定にも技術者の技が必要です。

レスカの技術と製品。

引張る・押す・剥がす・切るなど、さまざまな試験を可能にする、高性能測定器。

材料表面の物性評価機として、摩擦摩耗試験機や薄膜の密着強度評価機、粘着力測定機など、精度と信頼をテーマにさまざまな測定機を提供しています。

レスカの技術と製品の広がりは、これからが本番。

代表取締役社長 高橋徹さま

代表取締役社長 高橋徹さま

“ナノ”の世界に挑む私どもの進む方向は、いまや繊維関係にとどまらず、繊維とまったく関係のない応用科学の分野にも広がりつつあります。多摩地域には、多くの優れた中小企業が集まっているばかりか、首都大学東京や多くの研究機関も近くにあり、産総研とも密な関係を維持できる絶好の条件を有しています。この恵まれた環境を活かしながら、できるだけ多くの企業との交流を深めていきます。そして、とにかく研究機関などでレスカの製品を使用していただき、その性能を検証してほしいと思っています。

 

取材:2010年1月

改訂:2016年4月

企業基本情報

会社名 (株)レスカ
所在地 〒191-0011 東京都 日野市 日野本町1-15-17
設立 昭和30年
資本金 4,000万円
従業員数 35名
主要取引先 大手メーカー(工場)、大手メーカー(研究所)、中堅メーカー、大学・公的研究機関
WEBサイト http://www.rhesca.co.jp