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ダイシング加工

ダイシングとはダイヤモンドブレードを使用して、基板をサイの目状に切断する加工方法。半導体のウェハーをカットしてチップ化することで、ウェハー上の集積回路を一つずつ正確なサイズで切り出す技術だ。このダイシングはウェハー1枚あたりのチップ数を左右することもあり、非常に高い精度が要求される。

多摩エレクトロニクス(株)

豊富な経験と実績をベースに、電子部品の生産ソリューションを提供。

多摩エレクトロニクスは1979年、沖電気半導体グループの生産拠点としてテスト事業からスタートした。以降、チップ加工など、次々と事業フィールドを拡大し、数多くの生産実績と高度な技術、ノウハウを蓄積してきた。また、その豊富な経験を基にした新たな挑戦も続いている。

ダイシング

ダイシング

ダイシングが開く新たな世界

“硬い”“厚い”“もろい”を切る!

 

半導体のテスティングから製造関連まで様々な先端技術を持つ同社だが、特にダイシングの技術開発に注力してきたという。「“硬い”“厚い”“もろい(溶けやすい)”を切る!」をキーワードに長年技術開発を続け、ノウハウの蓄積を行なってきたのである。その結果、半導体ウエハーや光学ガラス部品、セラミック等の基板、シリコン+モールド(積層材)等複合材を□0.5㎜~のサイズに加工することが可能となった。

 

ガラスダイシングはIR/UVカットフィルターなどの光学ガラス基板や石英基板に。セラミックダイシングはアルミナ基板に。そしてカメラモジュールなどの異素材積層ウェハーへのダイシングなどなど、様々なジャンルにダイシング技術は生かされている。その要求に応えるべく、各種ブレードや高出力スピンドルダイサーなどの装置を保有してきたが、さらに独自技術も自社にて開発中だ。

 

結晶ダイシングはその代表例。KBr等の潮解性結晶を変質させずに切断加工する独自技術である。加工したチップには防湿コートを施し、耐潮解性を可能とすべく開発は続いている。結晶ダイシングによって、ガラスでは通過しない遠赤外線を通過しやすいチップが、大変安価な素材から作られることとなる。遠赤外線による家電用接近感知スイッチや分光器はもちろん、収穫時期を確認できる食品用糖度計など、幅広い展開が期待されている。

ダイシング

ダイシング

エレクトロニクス業界のアウトソーシング

クリーンルーム内でダイシング~トレイ詰め~検査を一貫できるラインも保有

 

半導体関連だけでなく、エレクトロニクス業界全体を顧客とすべく、ニーズに応じてきめ細かなサービスを提供している。ピンポイントの製造請負からライン全体の請負まで需要に応じた対応が可能だ。一層高度化・多様化する顧客のニーズにフレキシブルに対応すべく、「品質」、「コスト」 、「スピード」を全てに優先させ、常に知識・技能の向上に努めている。

 

テーピングを例にとると、表面実装にかかる手間とコスト削減を目指し、ROM書込みからテーピング加工まで、顧客の仕様に応じて一貫したサービスを提供している。と同時に半導体パッケージ品の防湿包装や、納品先の指定に合わせた再梱包、夜間や土日の受け取り・出荷等、顧客のニーズに応え、様々な対応を行っている。

クリーンルーム

クリーンルーム

テーピング

テーピング

経営と製造の見える化を極める

代表取締役社長 坪根 衡さま

代表取締役社長 坪根 衡さま

-経営面での特徴は何でしょうか。

「ITによる経営・製造の見える化を進めているのが最大の特徴。全社を18のショップ(事業部)に分け、各リーダーがそれぞれを統括するアメーバ式になっている。それにはショップの動向を各リーダーが常時確認できるシステムが大きな要となった。市販ソフト三本(経理ソフト、生産管理システム、就労システム)を使い、それぞれをつなげ一括活用できるシステムを独自で作成した。この6年で100本ほどシステムを作ったが、各々の連携性を高め一つにまとめていくことで、見える化を極めんとしてきた。その結果、休日を含め、毎日毎時、機械一台ずつの動作状況、各ショップの生産状況、そして全体の状況を経営者だけでなく、各リーダーが把握できる。生産性・品質管理はもちろん顧客の細かいニーズにどうしたら応えられるかまで、ショップ単位で意識・提言・実行するようになった。管理部門は私を含め3人という薄さも実現できた」 

-見える化推進でのポイントは。

「まず市販ソフトを自作システムでリンクさせたこと。経理など専門化された分野には安くてよい市販品を使うが、サブエンジンやインターフェイスは市販品では賄えきれない。目的に合わせて自作した方が使い勝手がいいし、時代の変化に対応できる。第二にデータベースを一つとすること。それを必要に応じて必要な形式で常時見えるようにすることが大事。第三に全自動ではなく人が確認や認可をする中間操作を付けること。自動化は確かに便利だが、データに人の目と手が加わるようにしておかないと、問題点の発見が遅れる。最後はアラーム等メールの自動送信。データがそこにあると分かっていても、なかなか見に行かないのが現状。ならば強制的に送りつける。暫時処理対応せねばならず、自然と最新情報に精通する」

-今後の展望をお聞かせください。

「個々の顧客のニーズに応えるべく、フレキシブルでスピーディに可変する組織、いわば人と技術ノウハウの集合体に育ってきた。今後はその上に、自社製品開発というチャレンジを加え続けたい。自分で値段を決められる製品開発を行い、世界に発信できる会社としたい。長期的には従業員が代々会社経営を、たすき(バトン)リレーし、顧客・地域貢献を果たしつつ、永遠に継続していける会社になろうというのが目標だ」

 

取材:2012年9月

企業基本情報

会社名 多摩エレクトロニクス(株)
所在地 〒192-0041 東京都 八王子市 中野上町 4-8-3
設立 昭和54年
資本金 8,000万円
従業員数 333名
主要取引先
WEBサイト http://tama-elec.com/index.html